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鶏たちに囲まれる野平友宏さん=2025年12月10日、大阪府泉南市、西江拓矢撮影
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 コココココ、コケッコッココー。鶏舎でにぎやかな鳴き声が響く。大阪府泉南市の「とまり木ファーム」は平飼いで鶏を飼育する。居酒屋経営の野平友宏さん(38)が「二刀流」で始めた小さな養鶏場で、「地域循環」をめざす。

 野平さんは、トウモロコシなど輸入穀物を主体にした市販の配合飼料は基本的には使わない。代わりに使うのが、地元で調達した原料で作る自家製飼料だ。

 くず米や米ぬか、豆腐屋のおから、魚屋で出た魚のあら、虫食いがあったり、大きくなりすぎたりして販売に適さない野菜、カキ小屋のカキ殻……。いろんなものが原料になる。

 「もったいない」という気持ちが原点だという。「誰かのゴミは、誰かの宝」。捨てられるものを活用し、鶏舎で出た鶏ふんは農家で肥料として使ってもらう。地域に循環を生み出していくことを柱にしている。

 いま育てているのは、約500羽。「味が濃くて、生でも臭みが少ない」という卵は、地元の農産物直売所などで販売。自身が十数年続ける居酒屋「とまり木」では、オムライス、卵かけご飯などに使っている。

 養鶏の準備を始めたのは2年…

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